火傷(熱傷)・凍傷(しもやけ)

 ・火傷(熱傷)
 火傷や熱傷は、その障害の深さに応じて3つに分けられます。
 第一度熱傷・・・皮膚の紅斑状の発赤、軽度の腫脹があるもの。
 第二度熱傷・・・さらに水泡ができるもの。
 第三度熱傷・・・壊死をおこしているもの。

 ところで問題なのは、そのやけどの重症度ではなく、やけどした皮膚の範囲なのです。たとえ第一度のやけどであっても広範囲になると命にかかわることがあります。
 やけどをおこした場合はすぐ水で濡らした布を当て、多量の水で冷やして下さい。獣医師の治療は必ず受けるべきです。
 また治るまでの経過が長いので、ややもすると感染や化膿を併発し悪化させてしまうことがあります。

 ・凍傷(しもやけ)
 凍傷は、ふつう、血管の収縮→まひ→拡張→局所の腫れ→潮紅→壊死→脱落、という順に悪化してゆきます。
 おもに心臓機能が弱い場合や血液の循環が悪い場合におきやすいので、全身的な面から原因を除去し、安静にしなければなりません。