嘔吐 - 吐こうとするが何も出てこない

一般に胃の病気があるときは、食欲が減退するか全くなくなるので、胃の中にはほとんど何もないのがふつうです。ですから、このような状態で嘔吐をしても何も出来ません。食べすぎや水の飲み過ぎでおきる嘔吐では、胃の中がからっぽになれば自然に止まってしまいます。
したがって、出すものもないのに嘔吐をしようとするのは、明らかに胃の病気や腹腔内のほかの内臓の病気があって、嘔吐をおこさせる神経を刺激している証拠になります。
いろいろな原因による胃炎などの胃の病気をはじめとして、これまでにあげた嘔吐症状にともなういろいろな病気を原因として考えてみなければなりません。
人によくある乗り物酔いでは悪心(気分が悪くなって吐き気をもよおすこと)と同時に便意をおこし、冷や汗をかきます。動物が乗り物に酔うと人と同じように嘔吐と排便をおこし、口から泡状の唾液が出てきます。
(動物用の酔い止めのお薬もありますよ)