怪我・腫れてる等 - リンパ節(腺)がはれている

動物のからだには多数のリンパ節がリンパ管でつながって分布しています。私たちがはれたとか異常があるとかいってさわっているのは、このうちのごく一部のからだの表面近くにある比較的大きなリンパ節(表在リンパ節)なのです。
簡単にいえば、生体の外部から主として微生物の侵入を受けると、これを防御する組織です。表在リンパ節のなかにも異常が無い時は触っても分からない場所があります。差たってみた時、硬いとか、腫れているとか、痛がるようでしたら、これは必ず異常で、微生物がその付近のどこかに侵入したと思ってください。
もし、全体的に、すべてのリンパ節が腫れるようなことがあれば、これはリンパ腫にかかったとみられます。ほかには、敗血症のように、血行に乗って、全身に微生物がばらまかれているような状態のときです。
全身的な場合はいずれも治る可能性の少ない病気ですが、こうならないうちに診察してもらうのが理想的です。しろうとの飼い主にでも分かりそうな、リンパ節の触れる場所とその感触を覚えておくと便利でしょう。