異常行動 - 急にころげ回るほど腹部を痛がる

腹腔にある内臓のどこかが急に痛くなった場合で、ふつうは疝痛といいます。人でもころげ回って痛がるような病気がたくさんありますが、同じように動物にもたくさんあります。
誰でも知っているものに腸捻転がありますが、ほかに嵌(かん)頓(とん)、腸重積、腸閉塞、急性鼓張症などの胃腸の病気、膀胱炎、膀胱結石、前立腺炎などでいずれも激しい腹痛を訴えます。
この症状で苦しんでいるときは、たとえ飼い主でもうっかり手を出すと咬みつかれたり、ひっかかれたりするほど、精神的にも興奮しているので、あつかいには十分注意して、一刻も早く獣医師の治療を受けて下さい。