糞便 - 軟便(やわらかくて形にならない)

前項の泥状便とあまり大きく違いません。やはり腸全体の機能障害です。ただ、泥状よりやや程度が軽いとみて下さい。
食事に含まれいる栄養物を動物が消化できないとき(食事の食べすぎや食事と消化液の質が合わない)、各種の微生物による感染や伝染病で腸炎をおこしたとき、消化酵素が不足しているときや腸が炎症を起こし腸からたんぱく質が吸収されない場合や腸からたんぱく質が漏れ出る場合があり、また寄生虫の刺激や腸管におきた潰瘍や腫瘍など、さらに精神的な緊張では、腸の運動が普通よりも早くなり、栄養分や水分を消化吸収する前にどんどん肛門のほうに送ってしまいます。ですから下痢になるのです。