病院案内 - ワクチン
★当院で使用している犬の混合ワクチンについて★
★当院で使用している猫の混合ワクチンについて★

混合ワクチンの必要性について
 狂犬病以外のワクチンについては、法令で接種することを定められてはいませんが、犬パルボ・犬ジステンパー・犬伝染性肝炎などのウイルスによる病気は、いずれも感染した場合非常に致命率が高く、家族の一員として迎えるからには、犬を病気から守ることもまた飼い主の義務と考え、接種することをお勧めします。


 ワクチンの接種時期については、母親の乳を飲むことによって得られる母子免疫が残っているかどうかによって異なってきます。母子免疫は子犬によってさまざまですが、一般に短いもので生後50日間、長いもので90日間ほど持続するといわれています。
 そこでワクチン接種の時期と方法は、生後50日頃と90日頃の2回接種法が望まれます。また、帝王切開によって産まれた場合や、その他の理由で母犬が初乳を飲ませられなかったりした時は、第1回目のワクチンの接種時期を早めにした方が良いです。

ワクチンの副作用について
 ワクチンアレルギー及び、ワクチン接種性線維肉腫はワクチンに含まれるアジュバンド及び牛アルブミン等が原因であるといわれています。
 当院で扱っているワクチンは、可能な限り副作用が発現しないように、アジュバンドを含んでいない生ワクチンを使用するようにし、なおかつアレルギーの原因成分の牛アルブミンの量が最も少ないワクチンを主に使用しています。
 ワクチンによる副作用は限りなくゼロに近くあるべきです。ワクチンメーカーが更なる副作用のないワクチンを開発した場合は、順次、ワクチンメーカーを柔軟に変更していこうと思います。しかしながら、ワクチン接種後、一過性の食欲減退・発熱・又は注射部位の硬結を、まれに一過性の元気消失、下痢・嘔吐等を示すことがあります。
ワクチン接種後、翌日になっても症状が改善しない場合は治療の必要があるので病院においで下さい。