病院案内 - 狂犬病 |

・登録料として3000円(犬の生涯に1回)
・注射料は2300円+550円(注射済票交付手数料)
なので、初めて狂犬病の注射をするワンちゃんは5850円必要になります。2年目以降は2850円。
※丸亀市にお住まいの方※
これから初めて狂犬病を注射するワンちゃんにつきまして、
鑑札・注射済票といっしょに「迷子札&注射済票」ホルダーをお渡しします。
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狂犬病は、主として犬に発生する急性伝染病です。意識障害と中枢神経系の興奮および麻痺が、この病気の特徴となっています。
狂犬病は病名にみるように犬の病気だと考えられがちですが、犬以外に猫、オオカミ、キツネ、コウモリ、その他の混血動物もかかり、人間に対する感染源となります。
狂犬病の存在は遠く紀元前四世紀のころから知られていたようです。その分布も広い範囲にわたり、特に人に感染して発病すれば確実に致命的ですから、人畜共通伝染病のうちで、もっとも恐れられています。
原因になる狂犬病のウイルスは、侵入したところから神経に沿って中枢神経系に運ばれます。そこで純粋に培養したような状態で増殖してから、再び末梢(まっしょう)神経から唾腋腺へ運ばれ、唾液の中にあらわれます。したがって、人の場合はふつう、発症している犬に噛まれるか、または開いている傷口から感染します。健康な皮膚面から感染することはほとんどありません。
人に感染した場合、潜伏期は短い人で10日くらい、長いときには2年にもおよぶことがあります。ふつうは3週間から7週間です。
特徴のある症状として、水を飲むときに痛みを伴う激しい喉頭部のけいれんがみられることで、飲み込むことが全くできなくなります。水を飲むことを拒否しますので「恐水病」ともいいます。水以外のわずかな刺激に対してもけいれん様の発作があらわれます。
不幸にして発病した場合、できるだけ安静にして、すべての刺激から遠ざけます。けいれん、興奮に対して鎮静剤を投与するだけで、有効な治療法は現在のところありません。
わが国では、明治25年8月中旬、大分県で2頭の犬に狂犬病が発生し、牛や馬20頭に噛みつき、そのうち馬3頭、牛14頭が死んだほか、猫や鶏がこの病気のために死亡したという報告が最初のようです。
以下、厚生労働省ホームページからの転載になります。
狂犬病は、日本、英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて、全世界に分布しています。

●年間の死亡者数推計 55,000人(うち、アジア地域31,000人、アフリカ地域24,000人)
●年間の暴露後ワクチン接種者数推計 1千万人
